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ぎっくり腰と針灸

長時間の椅子に座ったり、中腰の姿勢を長く続けることなども腰にはよくありません。運動不足や、無理な姿勢が日常的に続くことで腰の筋肉が硬くなり縮んでしまいます。また、ぎっくり腰になるのは重いものを持ち上げた時だけではありません。いろんな人の話を聞きますと、くしゃみをした、高いところのものを取ろうとした、あるいは足元のものを拾おうとしたなどの日常の何げない動作によってぎっくり腰になることの方が多いようです。

物を持ち上げるときの、腰への負担を計算したものが「モーリスの計算」です。これによりますと90キロの物を持ち上げるとき、腰の筋肉にかかる負担は932キロとなります。しかし、腹腔内圧が正常に保たれていますと(腹筋がしっかりしている)腰への負担を30%も減少させることができます。つまり、ぎっくり腰ではなくても、腹筋力の低下がある人は過剰な負担が腰に日々かかっていることが考えられます。

ぎっくり腰にならないために、次のように1 筋肉の老化防止、2 正しい姿勢とリフレッシュ、3 食生活の改善、を心がけてください。1.腰周りの筋肉を鍛える:毎日少しずつ、腹筋、背筋を鍛えることを心がけてください。腰痛体操、腰に負担のかからないウオーキング、水泳、水中歩行などもお勧めです。

また、重いものを持つときだけでなく、立つ、座るという日常の基本姿勢のなかでも、ぎっくり腰を予防するために気をつけるべき点があります。例えば、立っているときは、長く同じ姿勢をとらないように気をつけましょう。また、中腰や前かがみの姿勢はなるべく避けてください。どうしても長時間立たなければならないときは、片足を交互に10cmくらいの台などにのせて、姿勢を変えることをお勧めします。また、椅子に座るときは、体を机に近づけ、膝はほぼ直角に曲げ、足の裏全体を床につけるようにしてください。背もたれの角度は110〜120度くらいが良いと思います。


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